泉西部地区はかつて「根白石村」でした。根白石村の時代から受け継がれてきた「根白石民俗七夕まつり」。現在は、鉢植えの笹竹に飾り付け、子どもでも手が届く背丈に仕上げるのが特徴となっています。
仙台七夕と同じ日程の8月6・7・8日、泉区根白石の街並みに住民が主体となって作られた鉢植えの七夕飾りがずらりと並べられる風景の中、まち歩きが楽しめます♪
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■昭和50年代に「長生会」が復活させた
伊達政宗の時代から行われてきた仙台七夕。戦後、商店街振興として豪華なまつりになりました。
見物するまつりとして仙台市中心部が盛んになり、自動車が急増して道路への飾り付けが難しくなり…と時代の流れで一時廃れた根白石七夕。豊作を願う民俗七夕として復活したのは昭和50年代。地元老人会「長生会」が鉢植えのミニ七夕という形で復活させました。
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■一緒に写真を撮れるミニ七夕として評判に
鉢植えミニサイズの七夕は、車が走る道にも安全に設置でき、雨が降った場合にも移動できるというアイディアでした。また、生きた笹竹は開催中枯れることなく、青々と美しい姿を保ちます。
「仙台七夕協賛会」加盟後は、数々の受賞も果たし、仙台駅ペデストリアンデッキに飾られると、飾りと一緒に写真を撮れると評判になり、新たなスタイルとして知られるようになりました。
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■作り手の工夫で見ごたえある飾りに進化
「長生会」が復活させて以来、変わらず住民参加で作られている七夕飾り。
・笹竹の高さに合った長さの吹き流し
・軽く作り、細い笹竹のしなりを美しく見せる
…など、作り手が工夫を重ねて進化してきました。
小さくても見応えのある飾りが増えたこともあり、「ミニ七夕」は「民俗七夕」と呼ぶようになりました。
子ども会や児童館、学校の子ども達が作るかわいい飾りも並びます。
車いすやベビーカーでもゆっくり楽しめて、本格的な飾りを間近に見物できることが、「根白石民俗七夕まつり」の魅力です。
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■「七夕馬っこ」を飾り豊作祈願
もう一つの特徴は、豊作祈願として「藁細工」が飾られること。藁が手に入る農村らしい飾りとなっています。
「七夕馬っこ」は特に珍しい飾りです。かつて、田の神様は馬に乗って来るという言い伝えがあり、藁で馬の形を作り屋根に載せていたのだそう。現在は形を変えて七夕の飾りとなっています。
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■まつり当日の野点など、おもてなしも企画中
「根白石民俗七夕まつり」は仙台七夕と同じ日程、2024年8月6・7・8日(火・水・木)に実施されます。
街並みにはお茶を振舞う「野点」や、浴衣フォトスポットなども作られる予定。実行委員会本部の近隣に駐車場も準備されます。
開催前日に告知しますのでチェックしながらまち歩きを楽しんでくださいね。皆様のお越しをお待ちしております。
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泉かむりの里観光協会情報誌「いきなご縁・根白石民俗七夕まつり特集」
⇒いきなご縁 Vol.7 WEB