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泉ヶ岳の暮らし「味噌を仕込む」

3月、春めいた空気を感じる今日この頃。

泉ヶ岳の麓では、味噌の仕込みがはじまりました。

味噌づくりといえば、「寒仕込み」といって1月2月の一年で最も一番寒い時期に仕込むのが、一般的です。

しかし、地元に長く暮らす祖母から教わる味噌づくりは、米麹から自宅で仕込みます。
米麹は、少し暖かくならないとうまく発酵しないめ、東北の田舎では3月がベストシーズンになるのです。

すずめ農園では、祖母から教わった味噌づくりの経験を生かし、味噌教室を毎年行っています。

今年も開催し、みんなで和気あいあいと、手前味噌を仕込むことができました。

モンブランみたいな潰した大豆

味噌玉づくり 空気を抜いてカビにくくする

「人の手間ひま×発酵×時間の掛け算」で、美味しい健康食品に変化していく味噌。

家族や参加者同士、交流をしながら仕込む味噌は、そのときの思い出も味わいのひとつになりますね。

泉ヶ岳・根白石には、農家が自宅で味噌を仕込む風習が残っています。

暮らしの一部として、昔から家族やご近所さんたちと仕込んでいたのでしょう。

仕込むなかで、家族やご近所さんの絆を深めたのかもしれません。

 


「味噌は医者いらず」「味噌汁は朝の毒消し」と昔から言われてきました。

現代の研究では、味噌の多岐にわたる健康効果が期待されています。

●ガンのリスクを下げる
●生活習慣病のリスクを下げる
●老化の防止
●美白効果

論文情報のまとめが見やすいサイト
味噌の種類や健康効果は本当にあるの?研究論文ベースで調査


 

先人たちの暮らしの知恵は、健康に役立ち、人との交流も深めるのだと実感しました。

春の訪れとともに、人の温かさと味噌汁が体に染みる!
そんな味噌教室の時間でした。